ものとこころの環境整備

団子屋を目指す

2022年04月22日

団子屋を目指す

春の暖かな、

というより暑いくらいの日に、

寺や神社、古墳などを散歩しました。


icon17 でビューンと行くよりも、

歩いて行くと、

景色が目に焼きつきます。


だから、

時間がかかっても

歩く方が好きですね。


さて、

歩いていて、

街中ではなく

郊外なので、

ちょっと休憩するカフェが見当たりません。

(休憩するんかい)


すると、

「みたらし団子」というのぼり(旗のこと)

が見える。


近づいていくと、

有名ないかにもな和菓子屋ではなく、

コンテナハウスみたいなところで、

おばあさんが団子を焼いている。


他にそういう店が無いからか、

結構人が並んでいます。


団子の焼けるのを待ちながら、

待っていると、

おばあさんが、

「午前中は暇やったんやけど、

急に人が増えてきたね」


ちょうどお昼前の

小腹が空く頃です。

おばあさんは次々団子を焼いています。

いい匂いがします。


怪しい中年のおじさんでもなく、

おじいさんでもなく、

若いお姉さんでもなく、

おばあさん

ていうのがなんかいいと思う。


そこで想像してみた。

このおばあさんは

団子を前の日に仕込んで

朝開店時に焼く段取りをしていた。


この日は朝が少し肌寒かったので、

お客の出足が少なかった。


だんだん気温が上がってきて、

お昼前になって人が増えてきて、

おばあさんが忙しくなってきた。

と言っても、おばあさんは大急ぎで焼いている

という感じではない。

お客さんも、「早くして」という感じではない。

みんなゆったり待っている。


おばあさんは、

何個団子を用意したんだろう。

無くなったら、

「今日はおしまい」

と言ってあっさり店じまいをするんだろう。


会社の近くに、

美味しくて流行っている蕎麦屋がある。


そこの蕎麦屋は、蕎麦が無くなったら、

お店もおしまい。

流行っているからといって、

昨日より今日はとか、

今日より明日はとか、

蕎麦を増やしたりしない。

あくせくしていない。


毎日の売上を決めているんだろう。

だから多分売れ残ったりしないんだ。

どこかの店みたいに、

50%引きなんてしないんだ。


いままで、

販売の仕事はあまり興味なかったけれど、

こういう商売はいいな、

やってみたいなと始めて思った。


もういつリタイアしてもいい年齢かな、

とは思いつつ、辞める気はない。

今の仕事が嫌いなわけではないが、

おばあさんになって、

こんな風に団子を焼いてみるのが

いいなと思う。


もうちょっとおばあさんになったら、

団子を焼いて売る、

って楽しそうな気がする。


そして、

自分が食べる分を稼ぐ。


これは、夢なのか、

なんなのか。


思うだけで、

何もしないのは、

しないのと同じ。


まず団子を一度作ってみようと

思う。


さて、

妄想をしているうちに、

団子が焼けました。


団子はもちもちして、

たれも甘すぎず

しっかり醤油の味がして、

美味しかった。



最後までお読み頂きありがとうございます。










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プロフィール
KANKYOUSEIBILOVE・KAZUMI
KANKYOUSEIBILOVE・KAZUMI
神戸生まれの神戸育ち。
二十数年前から図らずも明石市在住になるも、
神戸れられません。
ものの環境整備から、こころの環境整備まで、徒然に書いていきたいと思います。
そして、趣味の神社仏閣めぐりのことなど。